豊島区池袋と渋谷区北参道の医療法人社団TSOC 東京スポーツ&整形外科クリニック

中高年膝関節治療

中高年膝関節治療

中高年膝関節治療

膝内側半月板後根損傷

膝のクッションである内側半月板は40歳頃になると徐々に変性が起こり、日常生活のちょっとした負荷がかかった際に骨と付着する後根部が切れてしまうことがあります。
この内側半月板後根部が傷んだ場合、半月板のクッション機能が大きく損なわれてしまい、軟骨損傷や骨壊死が続発する危険があり、高率に変形性膝関節症へ移行することが知られており、通常の半月板損傷よりも早期発見早期治療が重要です。
レントゲン検査では異常がないことも多く、膝の後ろの痛みがある場合はMRI検査を行い、小さな所見でも見逃さないように努めています。

変形性膝関節症の進行を食い止めるためには基本的には手術が必要で、関節鏡を用いての修復と膝関節の内反変形を矯正する高位脛骨骨切り術を行います。

【関節鏡下半月板制動術+高位脛骨骨切り術後の経過】
入院期間・・7日~14日
松葉杖使用期間・・6週
ジョギング開始・・6ヶ月~
スポーツ完全復帰・・10ヶ月~

膝内側半月板後根損傷
膝内側半月板後根損傷

変形性膝関節症

・膝のクッションである軟骨が加齢とともに擦り減り、骨の変形、膝の痛み、歩行障害、可動域制限を来たします。
・加齢以外にも過去のケガや重労働、遺伝的な要素もあるとされています。
・一度傷んだ軟骨が元に戻ることは困難です。
・初めは保存療法(投薬、リハビリ、減量、サポーター、再生医療(PRP))が行われ、症状が改善しない場合は手術を行います。
・手術は変形性膝関節症の進行度や年齢により高位脛骨骨切り術、人工膝関節置換術が行われます。

高位脛骨骨切り術は変形が軽度で60歳代までの方が適応で、ランニングなどスポーツへの復帰を希望される方に行います。
人工膝関節置換術は変形が高度で70歳以降の方に行うことが多いです。

変形性膝関節症
変形性膝関節症
変形性膝関節症